智山教学大会

毎年5月開催

研究発表のための学術大会です。発表についてはお問い合わせください。

 

 

・・・過去記念講演・・・

2016年 永村眞先生「鎌倉仏教-密教『聖教』の視点から-」

2017年 彌永信美先生「いわゆる『立川流』ならびに髑髏本尊儀礼をめぐって」

2018年 大久保良峻先生「日本天台の仏身観に関する若干の問題」

2019年 平雅行先生 「東国鎌倉の密教」

2020年 中止

2021年 伊藤聡先生「両部神道の形成―鎌倉時代を中心」

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第64回智山教学大会は出来る限りの感染防止対策を行い、5月28日(金)・29日(土)に、Zoom併用により開催され、盛会のうち終了しました。

 

 


智山談話会

毎年11月開催の講演会です。

 

<現在のテーマについて>

智山勧学会では、平成28年度より「鎌倉仏教~密教の視点から~」をテーマに講演会を実施しています。鎌倉仏教の主流は「鎌倉新仏教(法然・親鸞・道元等)」であったとする戦後の論説に対し、70年代以降はむしろ密教的な要素をもつ「鎌倉旧仏教(貞慶・明恵・叡尊等)」こそが主流であったという「顕密体制論」が唱えられた。しかし、密教を統合原理とする仏教教理が、具体的にどのような内容をもつか明確ではなく、現在では新しい見方や問題点が議論されている。智山勧学会では「智山談話会」に講師を招聘し、改めて鎌倉仏教を密教の視点から考察していきたい。

  

・・・近年の講演・・・

2016年 菊池大樹先生「鎌倉仏教の二つの方向-密教から考える-」

2017年 瀬谷貴之先生「東寺講堂及び大伝法院本尊との関係を中心に」

2018年 大塚紀弘先生「鎌倉南北朝の僧侶集団と密教」

2019年 末木文美士先生「院政・鎌倉期の禅と密教」

2020年 髙橋秀城先生「鎌倉期の密教文学」 

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令和3年度第44回智山談話会「中世日本の密教と日蓮」講演趣旨

 日蓮は周知のように『法華経』を唯一の真実とする立場から、当時の諸宗に厳しい批判を加えた。「真言亡国」という標語にも示されているように密教(台密を含む)もその例外ではないが、日蓮自身は世間的には「阿闍梨」と呼ばれており、密教者として認識されていたと思われる。それ故、日蓮と密教との関係は複雑であり、日蓮の仏教の展開とともに様相を変えていく。しかも、彼が自身の信仰を表示するものとして作成した「本尊」が、一種の曼陀羅の形態であることからも、密教の影響は根深いものがあったと考えられる。一方、日蓮の生きた時代、鎌倉には様々な密教者の活動が見られ、日蓮はそれらを直接に見聞し、批判を加えている。とりわけ、二度にわたる元寇に際して、日蓮の密教批判は苛烈を極めることになる。本発表では、日蓮の思想展開にそって、その密教認識を検討すると同時に、日蓮を通じて中世における密教の動向をうかがうことにしたい。


研究会 智山勧学会では、以下の研究会の助成をしております。

 

仏教思想研究会

講師によるテキストの輪読研究会です。

 

令和3年度仏教思想研究会 

内容:西洋における密教理解を考える―英文文献を通して―

   西洋社会における密教理解・密教研究の知見を深めるため、

    欧米研究者による著作や論文を輪読し、議論を行う。

講師:佐藤もな先生(帝京高等看護学院講師)

※本会事務局までお問い合わせください。 

 

※本年度も昨年度に引き続き、アーロン・プロフィット氏(Aaron Proffitt, ニューヨーク州立大学准教授)の学位論文『Mysteries of Speech and Breath:Dōhan's Himitsu Nenbutsu shō and Esoteric Pure Land Buddhism』(Ph.D.,diss,Univ.of Michigan,2015)を輪読します。

 

智心会

学生中心の研究会です。

 令和3年度智心会活動

 内  容 : 『大乗起信論』を読む 

 研究目的:『大乗起信論』の本文精読を通じて、そこに説示される「大乗仏教の理論と実践」とは何か、を考究することを目的に、「『大乗起信論』を読む」というテーマを設定した。

『仏書解説大辞典』にも「独り起信論のみあって繁簡適中し、能く全面に及び、一代仏教を通貫す云々(No.7, p.282)」と評されるように、『大乗起信論』は、難解かつ多岐にわたる仏教の諸教理をもれなく背景として、如来蔵縁起の説示を中心に、大乗仏教思想を理論・実践の両面から巧みに要約し説き明かす仏教論書である。この論書は古来、唐の法蔵をはじめとした中国・日本両国の大乗諸師たちからその重要性を認知され、また宗派を問わず、大乗仏教を志す者たちの尊崇を大いに集めてきた。
真言宗の立場からすれば、当論は弘法大師空海の密教思想を語る上で重要な位置を占める『釈摩訶衍論』の注釈元にあたる。ゆえに当論が説示しようとする思想は、真言宗徒が指針とするべき仏教観・菩薩観に通底すること必定であり、一菩薩としてのアイデンティティの確立において非常に大きな示唆を与えうるものと考える。

 日程会場 : お問い合わせください。

 


日本密教学会学術大会参加

 日本密教学会は、密教学ならびに広く密教文化に関連のある学術研究、およびその普及をはかる総合的研究団体として昭和43年に創立されました。以来、真言宗各山会および真言宗各派当局の協賛のもと、智山勧学会・豊山学会・高野山同学会・種智院大学密教学会の四学会によって、学術大会の開催、『密教学会研究』の発行等を行っています。

   日本密教学会への入会は智山勧学会に入会する必要があります。入会は智山勧学会事務局までご連絡ください。