毎年5月開催
研究発表のための学術大会です。発表についてはお問い合わせください。
・・・過去記念講演・・・
2016年 永村眞先生「鎌倉仏教-密教『聖教』の視点から-」
2017年 彌永信美先生「いわゆる『立川流』ならびに髑髏本尊儀礼をめぐって」
2018年 大久保良峻先生「日本天台の仏身観に関する若干の問題」
2019年 平雅行先生 「東国鎌倉の密教」
2020年 中止
2021年 伊藤聡先生「両部神道の形成―鎌倉時代を中心」
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令和4年度 第65回智山教学大会開催について
日程:令和4年5月27日(金)・28日(土)
27日午前11時~ 開会式
午後1時~2時40分 研究発表
午後3時~5時 記念講演
講 師 本多隆仁先生(大正大学元教授)
テーマ 「弘法大師と『釈摩訶衍論』」
午後5時30分~ 総会
28日(土) 終日 研究発表
会場:別院真福寺5階会議室
※オンライン併用の開催ですが、発表者は原則として対面発表。
※研究発表は本会会員のみ。
毎年11月開催の講演会です。
<現在のテーマについて>
智山勧学会では、平成28年度より「鎌倉仏教~密教の視点から~」をテーマに講演会を実施しています。鎌倉仏教の主流は「鎌倉新仏教(法然・親鸞・道元等)」であったとする戦後の論説に対し、70年代以降はむしろ密教的な要素をもつ「鎌倉旧仏教(貞慶・明恵・叡尊等)」こそが主流であったという「顕密体制論」が唱えられた。しかし、密教を統合原理とする仏教教理が、具体的にどのような内容をもつか明確ではなく、現在では新しい見方や問題点が議論されている。智山勧学会では「智山談話会」に講師を招聘し、改めて鎌倉仏教を密教の視点から考察していきたい。
・・・近年の講演・・・
2016年 菊池大樹先生「鎌倉仏教の二つの方向-密教から考える-」
2017年 瀬谷貴之先生「東寺講堂及び大伝法院本尊との関係を中心に」
2018年 大塚紀弘先生「鎌倉南北朝の僧侶集団と密教」
2019年 末木文美士先生「院政・鎌倉期の禅と密教」
2020年 髙橋秀城先生「鎌倉期の密教文学」
2021年 前川健一先生「中世日本の密教と日蓮」
研究会 智山勧学会では、以下の研究会の助成をしております。
講師によるテキストの輪読研究会です。
令和4年度仏教思想研究会
内容:中世における密教理解について考える
―道範『秘密念仏抄』を通して―
中世における密教理解の知見を深めるため、道範(1179-1252)の著作である『秘密念仏抄』を輪読し、議論を行う。
講師:佐藤もな先生(帝京高等看護学院講師)
日程:事務局までお問い合わせください。
学生中心の研究会です。
令和4年度智心会活動
内 容 : 『八宗綱要』の精読
研究目的:華厳宗の学僧である東大寺の凝然の著作『八宗綱要』の精読を行う。『八宗綱要』とは、大小乗、密教に及ぶ全仏教を網羅する概説書である。八宗とは、俱舎宗、成実宗、律宗、法相宗、三論宗、華厳宗、天台宗、真言宗であり、それら八宗の宗名、成立、教説が概説されている。
近世までにおいて『八宗綱要』は初心の出家修行者の必読書とされており、また現代においても当時の仏教の概論を学ぶことのできる書として重要な位置づけをなされている。
日程会場 : 事務局までお問い合わせください。
日本密教学会は、密教学ならびに広く密教文化に関連のある学術研究、およびその普及をはかる総合的研究団体として昭和43年に創立されました。以来、真言宗各山会および真言宗各派当局の協賛のもと、智山勧学会・豊山学会・高野山同学会・種智院大学密教学会の四学会によって、学術大会の開催、『密教学会研究』の発行等を行っています。
日本密教学会への入会は智山勧学会に入会する必要があります。入会は智山勧学会事務局までご連絡ください。
令和4年度日本密教学会学術大会
日程:未定
会場:種智院大学