智山教学大会

毎年5月開催

研究発表のための学術大会です。

※発表についてはお問い合わせください。

 

2020年智山教学大会記念講演

【題名】「両部神道の形成鎌倉時代を中心に」

 

【要旨】両部神道は、仏教と神道のはざまにあって、双方から周縁的存在と見なされていたため、必ずしも正当な評価を受けておらず、その研究も遅れ気味であった。しかし、近年相次ぐ新資料の発見や綿密な書誌調査の進展によって、研究状況は大きく変わりつつある。この講演では、最新成果を踏まえながら、あらためて鎌倉時代における両部神道の形成過程を辿る。両部神道の初発の状況、日宋交流によってもたらされた新来の禅籍や『老子』註釈書の与えた影響、同時代の伊勢神道との関係、教理形成に東密諸法流の果たした役割、「立川流」などの異端的密教説との内容的・人的共通性、両部神道の中核的典籍である『麗気記』の出現の背景、秘説伝授の方法としての神道灌頂の成立、神道書の各地の寺院・神社への伝播と拡散など、鎌倉時代において両部神道がどのようにして、その形を整えていったのかについて、俯瞰的に述べる予定である。まだまだ、未解決の問題も多いが、現時点での研究における到達点を示すことで、今後の研究への展望を開きたいと考えている。

 

 

・・・過去記念講演・・・

2016年 永村眞先生「鎌倉仏教-密教『聖教』の視点から-」

 

2017年 彌永信美先生「いわゆる『立川流』ならびに髑髏本尊儀礼をめぐって」

 

2018年 大久保良峻先生「日本天台の仏身観に関する若干の問題」

 

2019年 平雅行先生 「東国鎌倉の密教」

 

 


智山談話会

毎年11月開催

外部講師による講演会です。

 

・・・近年の講演・・・

2016年 菊池大樹先生「鎌倉仏教の二つの方向-密教から考える-」

 

2017年 瀬谷貴之先生「東寺講堂及び大伝法院本尊との関係を中心に」

 

2018年 大塚紀弘先生「鎌倉南北朝の僧侶集団と密教」

 

2019年 末木文美士先生「院政・鎌倉期の禅と密教」 

 

 


研究会 智山勧学会では、以下の研究会を助成してます。

 

仏教思想研究会

講師によるテキストの輪読研究会です。

 

令和元年度仏教思想研究会 

内容:西洋における密教理解を考える

    ―英文文献を通して―

講師:佐藤もな先生(帝京高等看護学院講師)

場所:別院真福寺7階会議室 

時間:10:30~12:30

 ※本年度はアーロン・プロフィット氏(Aaron Proffitt, ニューヨーク州立大学准教授)の学位論文『Mysteries of Speech and Breath:Dōhan's Himitsu Nenbutsu shō and Esoteric Pure Land Buddhism』(Ph.D.,diss,Univ.of Michigan,2015)第1章の、密教研究史に関する部分を輪読しています。

 

智心会

学生中心の研究会です。

 令和元年度智心会活動

 内 容 : 『妙法蓮華経』の精読 

 会 場 : 大正大学3号館5階智山閲覧室


日本密教学会学術大会参加

 日本密教学会は、密教学ならびに広く密教文化に関連のある学術研究、およびその普及をはかる総合的研究団体として昭和43年に創立されました。以来、真言宗各山会および真言宗各派当局の協賛のもと、智山勧学会・豊山学会・高野山同学会・種智院大学密教学会の四学会によって、学術大会の開催、『密教学会研究』の発行等を行っています。

   日本密教学会への入会は智山勧学会に入会する必要があります。入会は智山勧学会事務局までご連絡ください。